アルミ鋳物メーカー、傳來工房の杉村です。
東京の丸の内にまた新名所が誕生しました。
「丸の内パークビルディング」と復元された「三菱一号館」です。
設計は三菱地所設計、
施工は竹中工務店。
「丸の内パークビルディング」は地上34階で事務所、店舗として使用されます。
「三菱一号館」は1894年(明治)に竣工した丸の内最初のオフィスビルを
そっくりそのまま復元されたそうで、美術館として活用されるそうです。
さて、アルミ鋳物メーカーの傳來工房と言えば「三菱一号館」の「復元」という言葉に
敏感に反応してしまうのですが、
今回、我々がお世話になったのは、パークビルディングの方の意匠です。
地上10m程のところにアルミ鋳物面格子を納めました。
まずはデザイン承認を頂き、最初に製作したのがモックアップです。
硬質発泡ウレタンにてパーツ単位に成型をして、
組み合わせて、色を塗り、
東京でモックアップの吊りこみです。
デザインは創建時のエンブレムをモチーフにしたとの事です。
建物の廻りをぐる〜っと巻くように施工をしました。
基準パネルの大きさは幅5200mm、高さが1300mm。
四周枠の大きさは高さ、奥行共50mmとしており、
アルミ鋳物としてはかなり分厚い仕様となっています。
目の前で見てた時には「大きいパネルやなぁ〜」って思ってたんですが、
さすが、10m以上離れた目にはピッタシって感じです。
上下のブラケット及び、ブラケットの化粧カバー、
そして時計盤もアルミ鋳物にて製作。
地下通路への階段部分にも1枚基準品を設置しました。
と、この辺で「その一」を終了して、to be continued… です。
その二にもご期待を!