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2010年01月20日

新宮市駅前ブロンズ像

世界遺産に指定されている紀伊山地の霊場と参詣道。
遺産の中に熊野三山があります。
三山とは神社の名前で、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3神社の総称です。
このうち和歌山県新宮市の熊野速玉神社で毎年2月6日の夜に行われる神事が
県の無形文化財に指定されている「お燈まつり」です。

白装束に身を包んだ2000人の男衆が松明に炎を灯し、
540段近い階段を駆け下りる、荒々しいお祭りです。

新宮市で、この「お燈まつり」を象徴するモニュメント設置計画が立ち上がりました。
新宮市駅前の中央にブロンズ親子像を設置する計画です。

新宮市から頂いた原案スケッチを元に傳來工房でデザインを御提案し、
入札の結果、御採用頂きました。

約2ヶ月をかけて、粘土原型を製作し、

石膏に置き換えて、

中の粘土を取り出し、

そして樹脂原型にしていく作業です。

かなりチカラ仕事となります。

これが終わるとブロンズ鋳造、そして仕上、完成となります。


石の土台は新宮市で業を営まれている業者さんにお願いしました。
幅1500mm、奥行1200mm、高さ1000mmの白御影のムク石です。

12月26日に無事除幕式が執り行われ、傳來工房を代表して列席しました。
新宮市様より「感謝状」を頂きました!

2010年01月19日

京都のスカイライン

デザインアルミ鋳物専門メーカーの
傳來工房専務の橋本昇です。

景観保全と経済効果の議論が
いつの時代も絶えない遷都1200年都市、京都。

しかし戦災を受けなかった古い町並みを
地元民間と行政が見事に協調された通りが京都にある。

『烏丸通り(からすまどおり)』だ。

京都御所から南に連なる中層ビルの両側のスカイラインは、
決して広くない烏丸通りから見上げられる空の面積と
ビル群の自然な連なりを両方とも見事に確保している。

スカイラインをこれ以上高くすると都市としての採光の問題、
これ以上低くすると建築の経済価値を損ねる微妙なラインだ。

さて、その烏丸通りにスカイラインのベンチマークとなる
築35余年を全く感じさせない建造物がある。

《アルミ鋳物全景写真 

1975年
京都新聞本社  設計 清水建設建大阪設計部
われわれ傳來工房は、このアルミ鋳物外装の鋳造を担当した。


特にガッシリとしたマリオン(方立)が印象的だ。

《アルミ鋳物マリオン写真´◆

アルミ鋳物の最大の特徴ある凹凸模様(テクスチュア)は、
最上の床柱となる京都北山杉の木皮を豪快に剥いだ造形だ。

《アルミ鋳物テクスチュア》

これが外装になるとなんとも上品な心地良い意匠に見える。

35年経過したこの建築外装を見ると
アルミキャスト・アルミ鋳物の飛びぬけて高い耐候性耐久性は
アルミ鋳物専門のわれわれものづくりもあらためて驚く。

この材料をこれからの新しい意匠で活用しない理由はない。
本物を求める建築家に期待したい。

《アルミ鋳物全景写真◆

《お知らせ》

一昨日の《京都新聞》朝刊に
2010年1月3日に永眠しました
弊社取締役会長橋本奈良二のお別れ会の
ご案内を掲載をいたしました。

皆様からの永年のご厚情に感謝いたします。

《お別れの会》
日時:2月2日(火) 開始 午後1時より
             献花 午後2時半まで

場所:ホテルグランヴィア京都 3階 「源氏の間」 
    (JR京都駅ビル内)


「伝統を伝えるということは
   感性を引き継ぐことで
     伝統に反逆して初めてできることである。」

          故 橋本奈良二 享年83歳