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2010年03月28日

女子美

大型デザイン門扉などを専門とする
京都の傳來工房専務の橋本昇です。

少子化が猛スピードで進み
「こども手当て」で国民の声が賛否両論の中、
私学学校法人の経営も荒波の時代が来ている。

全国にある私学女子短大もこの10年間に
ほとんどが4年制や男女共学に移行、統合された。

今回は、そんな厳しい環境にも
時代に適応する独自性を発信し続ける
歴史ある私学の名門女子大の仕事ご紹介します。

先週土曜の早朝、
桜が咲き始めている神奈川県相模原市の
通称《じょしび》
正式には、「女子美術大学」へ行ってまいりました。


《ブロンズ銘板》 鋳作 傳來工房


明治に開校されていた東京美術学校(現東京芸大)は、当時男子校であり、
美術を志す女学生の為に、1900年「私立女子美術学校」として開校された。

現在、私立の美術大学の中でも最も歴史がある大学です。

1990年にこの相模原校が開校され、
その正門の大型門扉製作をわれわれ傳來工房がお手伝いをいたしました。


《正門大門扉 製作施工 傳來工房》


モダンなキュービックの意匠をモチーフを
H鋼を使いガッシリとと作りこみました。



特に、格子の入り隅溶接部のディティールは、
現在見ても当時の傳來工房の仕上げ職人達の
こだわりや技術の高さよくわかります。

撮影後、正門横の守衛室の方に
この門扉の使い勝手についてお聞きしたことろ
日常の開閉動作には、20年経っても全く問題ないと嬉しいお声が聞けた。

特に厚手のH鋼による約2トンほどの門扉重量についても
「これくらいの重さがないと強風や防犯上、必要ですよ」と
力強いお言葉も大変ありがたかったです。

《小門扉 製作施工  傳來工房》


これから各種法人や施設の統合時に、新しい顔となる正門。

特に大型意匠門扉のご計画には、ぜひ経験豊富な傳來工房にご相談ください。

専門担当が、丁寧にお手伝いさせていただきます。

2010年03月02日

鋳物レリーフ記念品

アルミ鋳物メーカー、傳來工房の杉村です。

今回の「探訪日記」は建材としての鋳物ではありませんが、
昔からアルミ鋳物やブロンズ鋳物を通して
傳來工房がお世話になってきた「記念品」をご紹介します。

まずは近畿建築士会協議会が表彰を行っていた「ひろば賞」の記念盾です。
ブロンズ鋳物製レリーフ作家は河合隆三先生。
1つの建築作品につき、設計事務所さんと施工者さんが表彰対象となっていました。
みなさんの事務所にもしかしたらあるかも??

続いては大阪大学大学院医学部で表彰に使われています記念品です。
レリーフ作家は石上直先生。
ブロンズレリーフにシルバーメッキを施しています。

こちらは「関西二科」の受賞者に渡される記念品です。
「特賞」、「関西二科賞」、そして「奨励賞」の3種があります。
ブロンズ鋳物製のレリーフは統一されていて、
作家は日高法正先生です。
色はブロンズメッキです。
この「二科展」、毎年桜の咲く頃に京都市岡崎の京都府美術館で行われます。
この一帯は桜でも有名なところです。
納品に台車を押しながら歩いていると桜の花びらが舞い散るいい季節なのです。

さて、最後ですがちょっとデザインが変わりまして、トロフィーです。
神戸大学の大学院(建築)からのご依頼で製作をしています。
成績の優秀な学生さんに卒業時に授与されているそうです。
こちらのデザインは狩野忠正先生です。
竹中工務店で建築設計部長をされた後、独立。
神戸大学でも教鞭をとっておられる方です。

トップ部はアルミ鋳物で製作、御影石の土台にボルトで結んでいます。
着色はウレタン樹脂の複合塗装となっています。
毎年、4名の学生さんに渡されているそうです。

傳來工房ではこの他、ちょっとした竣工記念品なんかもお受け致しております。
ので、ドシドシとご相談下さい!