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2012年03月31日

日本銀行京都支店

アルミ鋳物、ブロンズ鋳物専門メーカーの京都傳來工房専務の橋本昇です。
本日、3月31日決算を向かえる企業がたくさんあります。

今年に入り3月末に向け、
一転して円安基調になり、上場企業の業績回復に連動して
急激に株価が戻ってきました。

「通貨の番人」と言われる日本銀行、
これからの通貨政策の舵取りにさらに大きな期待がかかります。

さて、京都にある明治時代に開行した日本銀行京都支店は、
現在重要文化財として保存されています。
(京都府文化博物館・内部も見学できます)

設計:辰野金吾 重要文化財

ブロンズシャンデリア 傳來工房鋳作 
(青銅鋳物製・硫化イブシ発色仕上げ)

この内部のブロンズシャンデリアやブロンズペンダントライトなど
我々達傳來工房で復元のお手伝いを以前いたしましたが、
現在の日本銀行京都支店にも傳來工房の仕事があります。


(現 日本銀行京都支店 )

この日銀京都の入り口の大きなブロンズ銘板の製作をいたしました。

ブロンズ大型銘板  鋳作:傳來工房
(青銅鋳物製・硫化イブシ発色仕上げ)
w:2000mm 約90kg

日本銀行の傳來工房の仕事は
このほかにも実績があります。

日本銀行大阪支店 デザイン外灯 鋳作:傳來工房
アルミ合金鋳物製 アクリルウレタン樹脂塗装

また、日本銀行大阪内部の天井グリルやデザイン間仕切りなど
傳來工房で仕事をした部位はたくさんありますが
内部画像は、保安上の問題があり写真掲載は控えさせていただきました。

(余談)
今年に入っての円安、株高は、本物?

ならいいが・・・

どうも、ギリシャに続くEU問題の第二弾がありそうに思えてならない。

欧州のソブリンリスク再燃の無いことを祈るばかりです。

2012年03月28日

京都の花街

みなさん!こんにちは!
アルミ鋳物メーカー、傳來工房の杉村です。

今回の「ほっこり便り」の現場は京都の花街です!

花街(はなまち)とは遊女屋や芸妓屋が集まっている区域を指す名称ですね。
もともとは遊女と芸妓さんが集まっている区域をさしますが、
近年では芸妓遊びが出来るお店を中心に形成される区域となっています。


この花街って呼び名ですが、本来は「かがい」だそうですね。
これが三善英史の「円山・花町・母の町(まるやま・はなまち・ははのまち)」のヒットで
「はなまち」が定着したそうです。


まるやま〜、はなまち〜、はは〜のま〜ち〜、っと思わず口ずさんでるあなた!
かなりの人生経験をお積みと。。。。


さてアルミ鋳物メーカー傳來工房本社が所在する京都市内には
5大花街というのが有り、祇園甲部、祗園東、先斗町、宮川町、
そして上七軒となります。
祗園の2つ、そして先斗町、宮川町は市内の中心部に位置していますが、
上七軒だけは西陣といわれる地域に位置しています。

そうです、西陣と言えば西陣織で有名な地域で、
昔と比べると大変少なくなってきましたが
今でも裏通りを歩けばガッチャンガッチャンと
機織りの音が聞ける区域が残っています。


この西陣界隈、学問の神様を祀る北野天満宮の東隣に
花街の上七軒があります。


お茶屋さん10件ほどのこじんまりした花街ですが、
京都の花街の中では最も古く、風情の残る街になっています。

各花街には紋章があるのですが、上七軒は「五つ団子」です。
秀吉が大茶会をした際に出された御手洗団子が気に入ったのが由来です。


街並みを保存する為に「ゆうちょ」もこんな姿に。。


「京都市歴史的風致維持向上計画」の認定を京都市が受け、
今回上七軒通の無電柱化ならびに石畳の計画を進める中、
街並みを壊さない街灯のデザインが提案されました。

アルミ鋳物メーカー、傳來工房がお世話になったのは
街灯の胴体部分を鋳造致しました。


表面は岩肌風に模様をつけ、塗装にて石風にまとめています。
石畳や街並みにうるさすぎず、派手すぎず、すっきりまとまった街灯となりました。


今の季節、各花街で舞妓さん、芸妓さんの花舞台となる「〇〇をどり」が始まっています。
(祗園甲部での「都をどり」は海外でも有名ですね)


上七軒では「北野をどり」となり、撮影日には舞妓さんの姿も(後ろ姿ですが。。)


京都の桜が神社仏閣、歌舞練場を背景に綺麗になる季節です!!