日を追うごとに
ようやく初夏を感じる日が多くなってきました。
デザイン的なアルミ鋳物専門メーカー
京都の傳來工房専務橋本昇です。
明治維新後、京都の企業は海外からの技術導入や
独自の技術開発により、全国の文明開化のスピードを加速させた。
その新技術や新製品を発表する場として
京都岡崎に初めて京都市は「勧業館」を建設した。
明治28年、大規模な「内国勧業博覧会」がこの勧業館で開催された。
そして100年後、この場所に平安遷都1200年記念事業のひとつとして
新しいコンベンションセンター「京都市勧業館みやこめっせ」が建設された。
設計:川崎 清 1996年
この周辺は明治時代の最新技術によって整備され、現在でも活用されている。
その代表的なものは琵琶湖の水源を利用し
京都市中に引いた「疎水(そすい)」です。
みやこめっせの西側、南側に今も引かれ、100年経過した今でも
京都の文化ゾーンである岡崎周辺の環境に役立っています。
この周辺は、桜の名所でもありますが
初夏だけに桜の大木の緑が水面に映えます。
ここに我々傳來工房の仕事があります。
見えますか?
厚さ40mmの無垢のアルミ鋳物によるシンプルな角格子フェンスです。
小さく見えますが一枚のアルミ鋳物フェンスサイズは
横幅約1700mm×高さ1300mmのサイズです。
このアルミ鋳物によるデザインフェンスを
勧業館みやこめっせ周囲約200m以上の製作施工のお手伝いをしました。
耐食性の高いアルミ鋳物によるデザインフェンスは、
これからの100年も腐食することなく
京都岡崎の景観を間違いなく保全することでしょう。
《余談》
皆さんの仕事の励みに
私の大好物、これから旬に入る雲丹(うに)料理を紹介します。
《雲丹鍋》
生雲丹を卵でとじたお鍋です。最高どす。
美味しそうすぎて、皆さんのお仕事の邪魔をしたようで・・・・