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2014年08月21日

まるたけえびすに〜

「まるたけえびすに おしおいけ〜」

ご存知の方はご存知かと思いますが、
京都中心部の通りは、東西南北に碁盤の目になっています。
この為、通り名を覚えるために生まれた数え歌が
「まるたけえびすにおいしおいけ〜」なのです。

京都に生まれ育った根っからの京都人なら
マイクを向ければ100%の確率で口ずさめます。
この数え歌を漢字で表記すると
まるたけえびすにおしおいけ = 丸竹夷二押御池

丸太町、竹屋町、夷川、二条、押小路、御池と、各通り名なのです。
丸太町通りから始まり、最後は
「十条、東寺でとどめさす」というエゲツナイ歌で終わります。
(※東寺は通り名ではないですが。。)

ちなみに、当然南北の数え歌もあるのですが、
こちらの方はマイナーな立場でして、
京都人でも歌える人、僕の周りにはいません。
南北の通りが不憫な感じです(私だけ??)

さて、この東西南北の通りを住所として使っている京都人。
例えば、丸太町通り堀川西入る、とか。
これは丸太町通りと堀川通りの交差点を西に行く、との事。
なんと分かり易い住所表示でしょう。
(西入る、東入る、上る(北へ行く)、下る(南へ行く))

一般的な「○○町○○番地」よりもずっと目的地に
辿りつき易い京都なのです。


という長〜い前置きを終えて本題です。
本日は暑い中、三条柳馬場(さんじょうやなぎのばんば)
へやって来ました。
正に三条通りと柳馬場通りの交差点です。

日本初のバスケットボールチームが
ここ京都で結成されて100年目となるのを記念して、
モニュメントの除幕式が日本バスケ発祥の地とされる
京都YMCAで6月28日に行われました。

知らなかったのですが、日本初ですって。

アメリカのYMCAの方が1913年に京阪神や東京でバスケットの
指導をしたのが始まりで、1915年に京都の学校の先生が
京都YMCAで日本初のチームを作ったのだそうです。

アルミ鋳物メーカーの傳來工房がお世話になったのが
「バスケットボール」です。
本物のバスケットボールを型取った原型を、
今回は支給して頂き、鋳物/仕上まで行いました。
バスケットボールは原寸ですね。


モニュメントは幅50センチ、高さ1メートル。
シュートをする手と共にアルミ鋳物製のモニュメントが
京都市長の手によって除幕されました。


三条柳馬場という場所は京都でも中心部の繁華街。
なので、京都観光の節には発見してやって下さい!!

2014年08月19日

世界最大の金属彫刻レリーフ

世界最大の彫刻レリーフ

アルミ鋳物によるアートパネル、デザインパネル専門メーカーの
傳來工房副社長の橋本です。

今年の夏は晴れれば猛暑、雨なら記録的豪雨と
極端な変化を感じる天候が続いております。

先日、久しぶりでJR大阪駅に立ち寄ってきました。

近年、JR大阪駅周辺には三越伊勢丹の入った駅ビルや
元JR操車場跡のグランフロント大阪、
御堂筋側では阪急百貨店の新築グランドオープンなど
新しい大型商業施設が次々とオープンしました。

今では、京都駅や名古屋駅など駅デパは普通になっていますが
全国のJRの駅デパの先鞭をつけたのが当時のJR大阪駅・大丸でした。

このJR大阪駅の1Fエントランスメインロビーに傳來工房が担当した
世界最大の金属彫刻レリーフが現在も設置されています。

《世界は大阪から》
原画:角 卓先生  彫刻監修:ルイ・フランセン先生 
鋳造製作:傳來工房
設計:安井建築設計事務所様
施工:大林組JV様
材質:アルミ合金鋳物 AC3A
寸法:W:23m×H:3m

大阪市が世界6カ国と姉妹提携された都市や
文化のモチーフが表現されています。
(レニングラード・メルボルン・上海・サンフランシスコ・サンパウロ・ミラノ)

ぜひ、JR大阪駅のお近くにお出での際には、ご覧ください。

《余談》お時間があればどうぞ・・・ 

今回は食べ物のお話です。

夏の旬と云えば色々ありますが、
チョット変わったところでは《泥鰌 ドジョウ》の旬が夏です。

この時期は子持ちのシーズンでもあり、
独特の風味が滋養強壮効果を倍増しそうです。

江戸前のような泥鰌そのままの姿のどぜう鍋も良いのですが
開いた泥鰌と笹がき牛蒡(ごぼう)の相性が抜群で
さらに半熟玉子で綴じた《柳川鍋》は、夏の美味の一つです。


泥鰌の美味しいお店は、浅草界隈の下町にもいくつかありますが
鰻屋の柳川が美味い。
私の場合、例えば築地の宮川本纏(みやがわほんてん)では
鰻を食べずに泥鰌の柳川をいただくほどです。

ついでに、ウナギの肝煮も合わせ召し上がり、
残暑厳しい夏を乗り切ってください。