「まるたけえびすに おしおいけ〜」
ご存知の方はご存知かと思いますが、
京都中心部の通りは、東西南北に碁盤の目になっています。
この為、通り名を覚えるために生まれた数え歌が
「まるたけえびすにおいしおいけ〜」なのです。
京都に生まれ育った根っからの京都人なら
マイクを向ければ100%の確率で口ずさめます。
この数え歌を漢字で表記すると
まるたけえびすにおしおいけ = 丸竹夷二押御池
丸太町、竹屋町、夷川、二条、押小路、御池と、各通り名なのです。
丸太町通りから始まり、最後は
「十条、東寺でとどめさす」というエゲツナイ歌で終わります。
(※東寺は通り名ではないですが。。)
ちなみに、当然南北の数え歌もあるのですが、
こちらの方はマイナーな立場でして、
京都人でも歌える人、僕の周りにはいません。
南北の通りが不憫な感じです(私だけ??)
さて、この東西南北の通りを住所として使っている京都人。
例えば、丸太町通り堀川西入る、とか。
これは丸太町通りと堀川通りの交差点を西に行く、との事。
なんと分かり易い住所表示でしょう。
(西入る、東入る、上る(北へ行く)、下る(南へ行く))
一般的な「○○町○○番地」よりもずっと目的地に
辿りつき易い京都なのです。
という長〜い前置きを終えて本題です。
本日は暑い中、三条柳馬場(さんじょうやなぎのばんば)
へやって来ました。
正に三条通りと柳馬場通りの交差点です。
日本初のバスケットボールチームが
ここ京都で結成されて100年目となるのを記念して、
モニュメントの除幕式が日本バスケ発祥の地とされる
京都YMCAで6月28日に行われました。
知らなかったのですが、日本初ですって。
アメリカのYMCAの方が1913年に京阪神や東京でバスケットの
指導をしたのが始まりで、1915年に京都の学校の先生が
京都YMCAで日本初のチームを作ったのだそうです。
アルミ鋳物メーカーの傳來工房がお世話になったのが
「バスケットボール」です。
本物のバスケットボールを型取った原型を、
今回は支給して頂き、鋳物/仕上まで行いました。
バスケットボールは原寸ですね。
モニュメントは幅50センチ、高さ1メートル。
シュートをする手と共にアルミ鋳物製のモニュメントが
京都市長の手によって除幕されました。
三条柳馬場という場所は京都でも中心部の繁華街。
なので、京都観光の節には発見してやって下さい!!