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2015年04月28日

傳來工房 新パンフレット完成です!

皆さま、こんにちは!!
アルミ鋳物メーカー、傳來工房の杉村です。

ようやく完成致しました。
傳來工房の新パンフレットが!です!

お問合せは、こちらまで(傳來工房HP内)
          ↓
カタログ請求フォーム

新パンフレットと言いましても、
デザインにこだわるアルミ鋳物メーカー傳來工房、
校正、写真にも気を配り、ヒトアジ違います!

まず校正。

いい感じです。

そしてパンフに大事なのは写真(施工写真)ですね。
そこで! 撮影隊を編成! と言ってもカメラ好きの社員と私(助手)2人ですが。
首都圏、関西圏を駆けずり回り決行して参りました。

例えば、こんな感じで都内をウロウロ。

そして、こんな感じで京都をウロウロ。。

京都らしい町屋の軒先の中に侵入しているのが分かるでしょうか??
ちょうど小雨が降っていたのですが、住人の型がわざわざ扉を開けて、
雨宿りしながら中から撮って下さいと。。
京都人気質として「腹黒い」、「性格悪い」等と言われますが、
そんなことは一切おへん!!

アルミ鋳物メーカー、傳來工房の写真としては
透かしパネルを中心に
この物件、

あの物件と盛りだくさん。


アルミ鋳物メーカー、傳來工房新パンフレットの
お問合せ先は、こちらです!
     ↓
カタログ請求フォーム

ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!

2015年04月13日

華道家との仕事

さすがに京都も葉桜が多くなり、ようやく初夏を感じる季節になりました。

アルミキャスト、ブロンズキャスト専門メーカーの傳來工房副社長の橋本です。

今まで、なぜかどうしても行きたくて行けなかった
傳來工房の仕事にようやく出会うことが出来ました。

当時、国内外で活躍されていた
現代彫刻家の清水九兵衛氏(故人きよみずきゅうべい)からお電話があり
アルミキャストで大きな作品で作りたいと云う人がいるから
相談にのってあげて欲しいと連絡がありました。

九兵衛先生とは、数多くのアルミキャスト素材による
大型モニュメント製作のお手伝いをしていましたので
わざわざ先生からのご紹介ということで
誰の作品のお手伝いか?と楽しみにしておりました。

そしてお会いしたのは、日本を代表する芸術家でもあり
草月流家元でもある方とお会いすることになりました。


勅使河原宏氏(てしがわらひろし)

《備考》
草月流三代目家元。
映画、華道、陶芸、舞台美術、オペラなど様々な分野で活躍された。
ATG初の日本映画の監督であり、安部公房原作の作品群では
ドキュメンタリータッチを基本にしたシュールレアリズム溢れる
映像美で世界的にも評価された。


お話をお聞きすると谷口吉生氏が設計された建築の7階中庭を作庭するので
大きなオブジェ?花器?をアルミキャストで作ってほしいご相談。

そして、原型からアルミ鋳造そして現場設置まで傳來工房がお手伝いしました。

作品名:環座庭(かんざてい)
作 者:勅使河原宏 1927〜2001年(74歳没)
鋳 作:傳來工房
材 質:アルミキャスト(アルミ鋳物)
寸 法:W15000×H1200×D2500mm
設 置:アルカディア市ヶ谷7階中庭


仕上げは、アルミ鋳物の表面を羽布で磨き、
松を燻した煤(すす)を吹き付けふき取り、
艶消しの硬質ウレタンクリアーで押えました。(松煙イブシ羽布仕上げ)

美術芸術の歴史に残る貴重な勅使河原宏氏の作品のお手伝いが
出来たことを心から感謝しております。

合掌


《余談》
勅使河原先生には、
東京から何回も傳來工房京都本社工場に来ていただきました。

最後に上洛いただいたのは最終完成品立会いの時で、
その時、この作品が設置される建築を設計された
谷口吉生氏(たにぐちよしお)も来社されました。

今でも思い出すのは、
現在の京都リーガロイヤルホテルにお二人をお向えに行った時
ロビーにお待ちの黒いマントコートの大柄なお二人を
大勢の宿泊者やホテル関係者が少し離れて囲うように見ていたようでした。

私も仕事柄、
色々な著名な国内外のアーチストやアーキテクトの方々とお会いしてきましたが
このお二人は特別で、次元の違う存在を感じたのを今でも思い出します。