株式会社傳來工房

余白

社長ブログ

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忘れるところでした。

猛烈に暑かった今年の夏も峠を過ぎつつあるように

感じる今日この頃です。

如何お過ごしでしょうか?

Dea’s Gardenの特約店様に毎月「はんなり便り」と名付けた

ニュースレターを毎月送付させていただいています。

毎月私もそれに寄稿しているわけですが、

私の愛読書に、人間学を学ぶ月刊誌『致知』があります。

その中で、心に響いた記事の感想を載せたところ

結構な反響がありましたので、お目に入れたいと思います。


最近涙無くして読めない文章に出会いました。

愛読している、人間学を学ぶ月刊誌『致知』の中に紹介されているお話です。

普段自分がいかに恵まれているかを意識せず、不平不満ばかり感じている自分が猛烈に恥ずかしくなりました。

問題があっても、自分の意志でどうにも解決できる環境にありながら、

それを当たり前と考え有難さを全く感じない自分を非常に反省しました。

以下がその文章です皆さんは如何お感じになられたでしょうか?

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大島みち子さんという女性がいた。
子供の頃は頭もよく、体も健やか、
本当に可愛い、いい子だった。


その大島さんに異変が生じたのは
高校に入った時だった。

顔の軟骨が腐るという難病にかかったのだ。

その治療のため、高校は五年かかってようやく卒業した。
彼女は京都の同志社大学文学部に進学。

だが、病気が再発、長い病院生活となる。
その間に河野誠さんという学生と知り合い、
手紙を取り交わす間柄になったりする。

この大島さんが書き残した文章を集めたのが
『若きいのちの日記』という本。

東井氏はこの本に、いまここで何をなすべきか、
人間としてもっとも大事なことを教えられたという。

大島さんは書いている。


「病院の外に健康な日を三日ください。
一週間とは欲ばりません。

 ただの三日でよろしいから
 病院の外に健康な日がいただきたい」

「一日目、私はとんで故郷に帰りましょう。
 そして、お爺ちゃんの肩をたたいてあげたい。
 母と台所に立ちましょう。

 父に熱燗を一本つけて、おいしいサラダを作って、
 妹たちと楽しい食卓を囲みましょう。
 そのことのために一日がいただきたい」


「二日目、私はとんであなたのところへ行きたい。
 あなたと遊びたいなんていいません。
 お部屋を掃除してあげて、
 ワイシャツにアイロンをかけてあげて、
 おいしい料理を作ってあげたいの」


「三日目、私は一人ぼっちの思い出と遊びましょう。
 そして静かに一日が過ぎたら、
 三日間の健康にありがとうと、
 笑って永遠の眠りにつくでしょう」

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