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2007年05月01日

磯崎アトリエと傳來アルミ鋳物の仕事��

《アルミ鋳物専門メーカー傳來工房》専務の橋本昇です。

磯崎新氏設計作品の中で傳來工房が
アルミキャスト(アルミ鋳物)のお手伝いをした仕事の紹介第2弾です。


京都コンサートホール (1994) 京都市左京区下鴨
設計 磯崎新アトリエ 
施工 清水建設・東急建設・要建設・岡野組JV

京に都が来て1200年。
京都市がこの遷都1200年事業のひとつとして
国際的なコンサートホールを計画しました。

京都は古くから全国の地方自治体の中で
唯一自前の本格的な交響楽団を保有し、
その京都市交響楽団のベースホールとして
国際的なクラッシク音楽専用ホールとして完成しました。

傳來工房がお手伝いした部位は
�\橘牝�口上部 アルミキャスト外装パネル 

工芸の伝統的な仕上げ松煙イブシで仕上げた
アルミキャストのムク(7�亳�)の質感が、
現代的なファサードの割付に歴史の重みと現代の感性を醸し出しています。

�■隠謄┘鵐肇薀鵐后.▲襯潺�ャストポールオブジェ(空調装置付き) 
ワイヤーホイール仕上げ

これは、19世紀末ウィーンに代表される
名建築「ウィーン郵便貯金局(設計:オットーワグナー)」内部の
アルミキャストベンチレーションを意識されたものに違いないが
磯崎氏のこれには意味がある。

12基のポールが現代彫刻のように円陣に配置され、


ポールオブジェ円陣中央下にデザインされた
風水と思われる方位プレートが設置された。
(この方位プレートは京都の風水の重要な位置関係にある
下鴨神社と上賀茂神社を結ぶ直線上に設置された)

これは、平安京遷都1200年を向かえ、
これからの新しい京都の1200年に込められた磯崎氏のメッセージである。


さて12本ポール上部に蒼い呉須染付けによる
干支文様の小さな白磁陶板が
嵌められている事はあまり知られていない。


磯崎アトリエ側からは
この十二支の陶板制作の陶房や作家のリクエストはなく
私に一任され、知恵を絞った。
密かに将来の記念になることを・・・

そして知人の陶芸家 清水征博(きよみずまさひろ)氏に依頼した。
(父上は、国際的な現代彫刻家として活躍された故清水九兵衛氏)

2000年、征博氏は国内の陶芸界では大変由緒ある銘
八代 清水六兵衛(きよみずろくべい)を襲名され
現在、現代美術陶芸作家としても活躍されている。
この事は磯崎先生もご存知ないのでは。


《余談》
建築JVの厳しくも素晴らしい皆さんと一緒に仕事をさせてもらいました。
打ち上げの最後はなぜか難しいドイツ語の唄をJVスタッフや
現場の職人達と一緒に合唱で〆た事を思い出します。
懐かしいなぁ〜

コンサートホール建築現場だけに
当時の建築工事所長寺田氏の粋なはからいでした。