皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
アルミ鋳物メーカー、傳來工房の杉村です。
今回も京都での物件ご紹介をしようと思います。
ここは東山七条というところ。
東山通りと七条通りが交差する場所で、
南北通り名を並べて地名(住所)とする京都独特の呼称です。
秀吉を祀った豊国神社、三十三間堂、智積院、清水寺、国立博物館等々、
周囲には京都でも特に有名処が数々点在している場所です。
この地から少し山側へ向かい、石段を560段上ったところに、
豊国廟(ほうこくびょう)があります。
豊臣秀吉公の墓所ですね。
この豊国廟への参道の左右に京都女子学園が点在しています。
幼稚園から始まり、付属小学校、中学校、高校、短大、大学、大学院と
中学校以上は女子校となっています。
これだけの学校が集まる中にある参道ですので、
朝夕は女子の園になってしまいます \(^o^ )/
この理由から京都人は豊国廟参道のことを「女坂」と呼んでいます。
学校の出身者としては中村玉緒、元社会民主党党首の土井たか子、
直木賞作家の山崎豊子などなど。
かなりご年配の方が多いと気付いてしまいました。。
さて、この京都女子学園の幼稚園移転新設工事にてアルミ鋳物メーカーの
傳來工房がお仕事を行いました。
設計は類設計、施工は松井建設。
意匠としては他学校(大学や高校)のデザインを踏襲しています。
サイズは幅4500mmの両開きで高さは剣先まで2100mm有ります。
枠は見付け40mm、見込み50mm。
中央の意匠と合わせて一体鋳造品としています。
これは塗装前のアルミ鋳物です。
ご覧のシンボルマークは京女の象徴である
藤の花を蝶にアレンジしたもの。
卒業生がデザインされたとの事です。
幼稚園のマークもアルミ鋳物で一体で鋳造を行っています。
4月、桜のもとピカピカの園児達がこの門をくぐって
学びにやって来ているの姿を思い浮かべてしまいました。