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2013年01月21日

NHK大河ドラマ《八重の桜》

アルミ鋳物、ブロンズ鋳物専門メーカーの
傳來工房専務の橋本昇です。

今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」がおもしろい。

主演:綾瀬はるか

大震災からの復興に懸ける福島の人達と
幕末から悲運の運命を歩む会津藩の人々が
苦難の時代を生き抜く姿が重なり合う。

会津藩砲術家一族に生まれた主人公「八重(やえ)」は
明治維新後、京都府顧問をしていた兄の山本覚馬の縁で
同志社の創立者「新島襄(にいじま じょう)」と京都で出会い結婚した。

さて今回の傳來工房の仕事は、数年前にも紹介しましたが
八重のドラマにちなみ、八重の夫「新島襄」の創立した《同志社》です。


新島 襄(にいじま じょう)1843-1890

大志を持って渡米した新島襄に
心うたれたアメリカのキリスト教プロテスタントの人々が援助した。

新島襄は、日本を近代化するには、西洋文化や技術を取り入れるだけではなく
自主独立の人民を育成しなければとならないと結論付け、
キリスト教主義によるリベラルアーツカレッジを計画した。

それが現在の同志社である。

その象徴となるチャペル(礼拝堂)が1886年に完成した。

「礼拝堂は同志社の精神」というように、
新島が目指した「良心教育」のシンボルでもあった。


《同志社礼拝堂》
設計:D.C.グリーン 施工:三上吉兵衛
資金:アメリカ海外伝道教会(アメリカン・ボード)
現存するプロテスタント諸教会では最古の礼拝堂で重要文化財指定。


100数年が経過し、1987年から京都府文化財保護課が中心となり修復復元がされた。

傳來工房で担当したのは、最上部の棟飾りと端部意匠避雷針。


《意匠大棟飾り》

材質は、軽量化と錆び対策によりアルミ鋳物(アルミキャスト)を提案し採用された。

《意匠玄関上部棟飾り アルミ鋳物 アクリルウレタン樹脂塗装》

この仕事は、青春時代お世話になったこともあり特に心を込めてお手伝いした。

《あとがき》お時間があれば・・・

歴史の詳しい人ならご存知だと思いますが幕府崩壊直前、
会津藩主松平容保が最後の京都守護職として勅命を受け
はるか会津から京都に着いた。


松平容保(まつだいら かたもり)


そして、時代の波に呑まれながら
悲劇の会津藩として戊辰戦争に巻き込まれていく。

京都から出発した官軍は、会津若松城まで攻め上がり
この時八重も男装し、最新銃スペンサー銃を撃ちまくり戦った。

会津藩落城寸前、白虎隊、幼少隊の子供達が刀を持ち
飯盛山で幼い命を散らしていく段は、何度読んでも辛い。

それだけに当時、新島襄に嫁ぐ八重には、
会津藩の悲劇が始まる京都に来るということは、
複雑な思いがあったに違いない。

しかし、そこに八重の真骨頂があらわれる。

封建的な会津人の中で常に苦難に前向きで
革新的な八重は京都に来ても変わらなかった。

最後に会津藩の有名な言葉、

会津藩では6〜9歳までの藩士の子どもたち(男子のみ)が
10人前後のグループをつくり、その集団を「什(じゅう)」と呼んだ。
その中で守らなければならない決まりを定めたものが「什の掟」でした。

「什(じゅう)の掟」

一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ。
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ。
一、虚を言ふてはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ。
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ。
一、戸外で物を食べてはなりませぬ。
一、戸外で女子と言葉を交わしはなりませぬ。

ならぬことはならぬものです。


自戒の念を持って書きました。(汗・・・)