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2015年12月25日

葡萄のアルミ鋳物製レリーフです

みなさま、こんにちは。
アルミ鋳物メーカー、傳來工房の杉村です。

さて、今回の探訪日記は大阪、淀屋橋にやってきました。
大阪市庁舎の近くにオフィスと商業施設の大型複合ビル
「淀屋橋三井ビルディング」があります。


建物の低層部に「淀屋橋ODONA」という商業施設があり、
「プレスキル」というフレンチレストランが10月20日にオープンしました。
http://www.presquile.jp/#id0


このレストランは山梨県勝沼で
1877年設立の日本最古のワイナリー
「まるき葡萄酒」さんが手掛けるレストランです。
http://www.marukiwine.co.jp/index2.html


口コミでも出ていますが、お店の雰囲気は当然に料理もワインも絶品。
常時300種以上のワインがあるそうです。


さて、アルミ鋳物メーカー、傳來工房が製作のお手伝いをしたのが、
内装の「ぶどう」レリーフです。
サイズはW6000mm、高さが1500mmです。


「ぶどう」の葉っぱは
お店自慢のワインのラベルにも使われています。


この葉っぱをアルミ鋳物で表現するにあたり、
弊社デザイナが気合をいれてご提案しました。


デザイン画のご承諾後は実寸の粘土モックアップで
ご確認いただきます。

この形状がそのまま製品形状となるので分かり易いですね。
粘土なのでその場で直接に修正を加えたりも可能です。


ご承諾を頂いてから本番原型を作ります。
通常、粘土で原型を作って樹脂等に置き換えますが、
今回は粘土原型から直接砂型を作りました。


幅2000mmの粘土原型を3種作って、
それぞれ一品鋳造です。


厚みも十分にとっており、迫力満点です。


お料理とワインを楽しまれる空間作りのお手伝いが
できた事、光栄です!

2015年12月24日

ノートルダム学院小学校のブロンズ像

ブロンズ像、デザインアルミキャスト専門メーカーの
京都の傳來工房副社長の橋本昇です。

今日は、クリスマスイブ。
イエスキリストに関わる仕事のご紹介です。

約180年前、ドイツで「国際平和に貢献できる人間を育てる事」と
「子ども達の色々な可能性を伸ばす環境作り」の為に、
一人のシスターがキリスト教を基盤とした教育活動を開始された。

それがシスター・マザーテレジア・ゲルハルディンガ―が設立した
「ノートルダム教育修道女会」である。

その後、ヨーロッパ、アメリカ本土に渡り世界各地に活動が広がった。
第二次大戦敗戦後、荒廃した日本に4人のシスターが「教育による復興」を
目的に1948年京都に来られ、1954年に京都北山野々神町に
ノートルダム学院小学校が開校しました。

さて、傳來工房でお手伝いした仕事は2つ。
一つは、創立者マザーテレジアのブロンズ像。
このブロンズ像を製作された彫刻家は、当時傳來工房の顧問をお願いしていた
野島二郎氏が原型製作され、傳來工房京都本社工場で鋳造いたしました。

作家:野島二郎
鋳作:傳來工房
材質:ブロンズ(青銅鋳物)
仕上:硫化イブシ古美仕上げ

もう一つは、数年前増築された新校舎のデザイングリルをお手伝いしました。

デザイングリル
設計:梓設計様
施工:清水建設様
鋳作:傳來工房
材質:アルミ合金鋳物(アルミキャスト)
仕上:アクリルウレタン樹脂塗装
寸法:H2000×W513mm

余談:お時間があればぜひ・・・

ノートルダム学院小学校の第9回卒業生でもある私は、
6年間の事を今でも明確に覚えております。
スパルタ教育までは厳しくありませんでしたが、
非常に厳格なシスターや先生方に幼少、少年期のご指導いただき
今日の私があるのも、そのお陰と心から感謝しております。
特にシスター・メリー・キャロラインに怒られ、叱られたあの紅顔時代も良き思い出です。


私が通学した京都北山の開校当時の校舎です。 当時、大変モダンな建築でした。

キリスト教カトリックの小学校なので、
毎年クリスマスになると、キリスト誕生劇が
小さな1年生から大きな6年生の有志で楽しく行われました。