アルミ鋳物メーカー、傳來工房の杉村です。
先日、滋賀県は近江八幡市界隈に行ってきました!!
ここ、近江八幡界隈はマイナーながらも全国区の名所があるのです。
まず訪れたのが、国の登録有形文化財である「豊郷小学校」
ある世界では知る人ぞ知る「けいおん」の舞台です。
傳來工房がお世話になったのは、
イソップ童話の「うさぎとかめ」です!
こちらはブロンズ鋳物製です。
見学者達が触ってるのでしょうね。良い色になって変化しています。
階段の手すりの上、すなわちスタート地点でのうさぎとかめ。
3階部分ではかめが一位でゴールです。
さて、学校から南下すると、近江八幡市に入ります。
水郷で有名なのですが、クラブハリエという全国区のスィーツ屋さんの
本拠地でもあります。
ヴォーリズ建築をカフェとして使われており、こちらで「ほっこり」
これ贅沢ですねぇ。
さて、再びヴォーリズの名前が出てきたので、
ここ近江八幡市を傳來工房目線で見るとやはり、
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ建築群に限ります。
近江兄弟社の創始者(メンタムと言えば。。)であり、
プロテスタントの伝道者であり、
数々の名建築の建築家でもあり、多彩な才能を日本で発揮された方です。
前述の豊郷小学校も彼の設計です。
近江八幡を離れますが、ヴォーリズ建築初の重要文化財として指定された、
「神戸女学院大学」でも傳來工房がお世話になっています。
設計は一粒社ヴォーリズ建築事務所、施工は竹中工務店。
アルミキャストメーカーの傳來工房が御世話になったのは
「メアリー・アンド・グレイス・ストウ学生寮」です。
外観を一見すれば「これだ!」って分かりますね。
そうです。バルコニー手摺です。
アルミキャストの造形性を最大限に活かした意匠。
中央部のデザインは学校の校章のシルエットを表わしています。
造形性だけではなく、枠の見付けも65mmを取っており、
非常にしっかりとしたアルミ鋳物に仕上がっています。
初夏、草花が綺麗な既設ですね。
神戸女学院では説明付きの一般公開を催されています。
ご興味ある方は学校HPをご覧下さい!