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傳來工房鋳造工場説明文
傳來工房鋳造工場
傳來工房正門(この奥に工場があります)
・・・・工場の総責任者、清水よりご挨拶・・・・

 1200年の歴史の街、京都に生まれた傳來工房。私達は弘法大師が唐より持ち帰った鋳造技術を守り育て、『後の世に誇れるものを』をモットーにものづくりに取り組んでいます。弊社の誇るVプロセスラインは環境整備をベースに木型準備から原材料投入〜鋳物生地完成までの一環生産ラインで安全は勿論のこと、どこにも負けないQ・C・Dを目指して日夜仕事に励んでおり、必ずやお客様にご満足して頂ける商品を供給していると確信しています。一度是非工場見学においで下さい。お待ちしております。

最新鋳造システム

 Vプロ設備による鋳物製品の製作工程は、まず定盤と呼ばれる精密に平面が出ている板の上に原型が設置されたものが準備されます。この定盤が右図(1)のようにターンテーブルに載せられ自動的に砂型に置き換えられる仕組みになっています。この際、Vプロ設備では薄い袋状のフィルムに包まれた砂にスタンプのように原型模様が転写され、袋内はバキュームにより真空状態にして砂を固めます。ちょうど、布団圧縮袋を想像してください。通常は型となる砂を固めるために薬品を砂に混入し、何時間もかけて手間を要し固めるのに対し、バキューム方式では、数十秒で自動で砂を固めることができます。転写された砂型は右下(2)のようになります。
※Vプロ:バキュームプロセス


 (2)の砂型は下方の型となり、これと対象となる砂型をこの型の上に載せます。このとき、模様になる部分が中空となります。この中空の部分に左(3)のように約800℃にも熱したアルミ合金を注入します。これも、従来は人の手で汲み上げ注入しており、作業員の火傷なども日常茶飯事のことでしたが、今の弊社Vプロ設備は、コンピュータ制御により湯入れが自動化されている最新のシステムです。(図(3))

Vプロターンテーブル
(1)ターンテーブルに設置された木型
Vプロ砂型
(2)木型からバキューム方式で成型された砂型
溶けたアルミ合金
(3)湯入れ
砂型ばらし
(4)型ばらし
 溶けたアルミ合金を型の中空がいっぱいになるまで流し込んだ後は、金属が冷めて固まるまで充分養生します。
 左図(4)は、砂型の中から形となった製品が誕生した瞬間です。真空状態に固められた砂は、大気圧に戻すことによって元のサラサラの砂になり、再生して繰り返し繰り返し利用できるのもVプロの利点です。
傳來ブランドのものづくり

 右図(5)は仕上げ作業といい、形になった製品の合わせ目やアルミの流し口などの突起物を削り取ったり、変形を修正します。
 仕上工程は、製品に魂を吹き込みます。一つひとつ丹念に仕上げ、傳來工房のものづくり精神を植え付けます。

アルミキャスト仕上げ
(5)仕上げ
 下図は近鉄阿倍野百貨店のビル装飾フェンスを仕上げている風景です。
近鉄阿倍野外装アルミキャスト仕上げ
近鉄阿部野ターミナルビルの外装キャスト仕上げ
 本社工場では、鋳造設備のほか、塗装ブースや商品開発のためのアトリエ工房、FRP製品の試作研究室などを装備しています。また、工場入り口、屋上には新ブランド「ディーズガーデン」の展示場があり、一般の方も多く来場し見学して頂いています。
 弊社では、フィリピンにも鋳造およびFRP工場があります。
アルミ鋳物の実績施工例はこちらへ
 
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