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京都の車での正面入り口は、ご存知京都南インターチェンジ。
このインターのすぐ近くで約140年前、戊辰戦争(ぼしんせんそう)の
引き金となった「鳥羽伏見の戦い」が始まった。
新政府軍側の薩摩藩兵の発砲を機にここから鳥羽伏見の戦い、江戸城開場、
悲劇の東北戦争、そして終結となる函館戦争と日本の歴史が一機に動いていく。
この戦いの始まった場所は鳥羽街道といわれる今も残る小さな道だが
それに平行して現在は国道一号線が通る。
その国道下に鴨川が流れ上に架かっているのが現在の鳥羽大橋です。
ここに歴史を感じさせるアルミ鋳物製高欄照明8基を
傳來工房で製作施工しました。
材質:アルミ鋳物 アクリルウレタン樹脂塗装
京都南インターを出られ、京都方面へ車でこの鳥羽大橋を通られる時は、
鳥羽伏見の戦いと同時に傳來工房鋳作の高欄照明を
思い出していただけば幸いです。
《余談》
この鳥羽伏見の戦いで弱体化した幕府軍の中で
活躍が際立ったのが新撰組だった。
とりわけ、副長 土方歳三がこの鳥羽から函館の五稜郭まで
戊辰戦争の最初から最後の最後まで刀一本で戦ったのが印象的だ。
剣術の腕も立ったが局地戦の戦術にも長けた。
土方歳三の人生そのものが、まさに《燃えよ剣》だ。
アルミ鋳物メーカー、傳來工房の杉村です。
ここは神奈川県横浜市。
公文式という学習方法の創始者である公文さんがこの学校を設立されたとの事です。
設計は日建設計、施工は東急建設。
この建築で傳來工房がお世話になったのは
アルミ鋳物製門扉、そしてフェンスです。
まずは門扉ですが、フレームをH鋼で組み、
アルミ鋳物の幾何学デザインに合わせつつ、強度面をも考慮をしています。
アルミキャストのパネルは前後で300mm離して2枚合わせとしています。
非常にシンプルなデザインですが、見る角度で表情が変わります。
ディテールにもこだわりが
有ります。
戸車ですが、通常は正面から見える門扉が多いですが、
この門扉では内側に隠すように仕込まれています。
フェンスを留める為のボルト、ナットは全て側面にて埋め込み
意匠性を高めています。
寸法としては様々なサイズにて各部位を製作していますが、
デザインを統一する事により、VE(バリューエンジニアリング)となります。
一番大きな木型を標準として製作するのですが、
小さいパネルにも兼用が出来るように予め設計をしておきます。
大きさが変わるから2型、3型必要なのでは??と思いがちですが、
アルミ鋳物メーカーの傳來工房に一度ご相談をしてみて下さい!