デザインアルミ鋳物専門メーカーの傳來工房 専務の橋本です。
昨日、傳來工房京都本社及び工場のNHKテレビの取材がありました。
なんと、トップバッターは営業部!
朝から大騒ぎです。
《営業部取材風景》
今回の取材は朝のNHKニュース内の「元気な中小企業」というコーナーの放映分です。
内容は、この十数年間、全社員で取り組んでいる環境整備活動です。
傳來工房の環境整備とは、
《礼儀・規律・整理・整頓・安全・衛生》の6つです。
まずは、営業部エクステリア課のエース東野主任の机の中から
《文具が3定化された机の引き出し》
※3定とは、「定位置・定品・定量」
「あるべき位置」に
「あるべき物」が
「あるべき数量」を
常に確保できる形や仕組みのことです。
3定は最初に作る時よりも
最初の綺麗な状態で維持し、改善進化さし
この形を他の職場部位に展開するのが最大の難関です。
日常の仕事と全く同じです。
まず、形から入りあらゆる物・事を改善進化さすのが3定の要諦。
ちなみに上の写真で東野主任が手に持っている会社支給ボールペンは、
入社7年以来たった2本目!
一本目もこの3定により昨年まで約6年間芯だけ換え、失わずに使っていた。
さすがにネジ部分が甘くなり交換となったらしい。
しかし、引退した古いボールペンも今でもある部品として活用されている。
この内容については、テレビ放送をお楽しみに!
そして今度は、アルミ鋳物製品の仕上げ工場です。
【傳來工房の3定の帝王】と囁かれる製造部の酒井さんの登場です。
《アルミ鋳物製品仕上げ工場》
酒井さんの環境整備や3定は単なる整理整頓からはるか上を見据えたもので
《作業スピードUP、品質向上、コストダウン、安全》を
考え抜いた作業台の3定化です。これもNHKをお楽しみに!
最後に私から環境整備活動について少し思いを・・・
世の中には、売り手や作り手からお客さまに対し
《より品質の良い、お求め安く、洗練されたデザインで
そして心を込めて作っています、売っています》という
メッセージが色々な企業からさまざまな媒体で発信されている。
しかし、これがなかなか伝わらない。伝わっていない。
その理由は、何か?
それは、どこの企業でも業種でも同じような言葉を発信しているからに違いない。
大切なのは、お客さまから満足いただける企業になるために
《お客さま満足度NO1》や《品質第一主義》というテーマを
スタッフ全員で、どう実践しているかを伝えることだと思います。
われわれ傳來工房は、約50人の従業員全員で
お客さまにお役に立て、喜んでいただける
《お客さまの利益と笑顔》を目指し、
環境整備活動を通してボールペン一本の置き方や仕上作業台改善など
小さな事でも真剣に工夫し、智恵を使いながら実践しています。
今回、NHKの取材により傳來工房が取り組んでいる環境整備活動の一端でも
紹介されることは私たちにとってこの上ない喜びでもあり、
これからの大きな励みとなりました。
本当にありがたく思っております。
☆放映日時 10月19日(月) 午前7時45分〜8時
《NHKニュース おはよう関西》の「元気な中小企業」というコーナーで
紹介される予定です。
《営業部の3定化された環境整備備品棚》
わたしも京都本社にいるときは、毎朝工場内の築35年のトイレを
素手で奥の奥まで磨きこんでいます!云わば、「そこまでするか!」レベルです。
そして、トイレ掃除が終わると本当にすっきりして気持ちがいいです。
これは、「もうやめられません!」レベルです。