アルミ鋳物外装、意匠キャスト専門メーカーの
京都の傳來工房専務の橋本昇です。
昨日から、いよいよ司馬遼太郎原作NHK特別番組「坂の上の雲」が始まった。
いよいよと言うのは、2つの楽しみがあるからです。
1つは、随分前に読んだあの好古・真之兄弟
そして友人・子規の姿がどんなビジュアルにより物語が進むか。
2つめは、真之役のモックンこと俳優・本木雅弘だ。
この役者の演技を見ると日本人が忘れかけている
日本男子の《気概》や《憂い》を思いださせてくれる。
この物語の背景となる日露戦争で日本が超大国ロシアに勝利した後、
日本も経済や文化も本格的な国際化が進む。
その大きな窓口となる横浜港に先日行く機会あった。
横浜港には当時の国際化の象徴ともいえる「氷川丸」が今も係留されている。
《氷川丸 ひかわまる 1930-1960》
その氷川丸の前に由緒あるホテル「ホテルニューグランド」がある。
隣接する高層建築新館のアルミ鋳物外装をわれわれ傳來工房が鋳造した。
材質:アルミ合金鋳物(アルミキャスト)JIS規格 AC3A
塗装:アクリルウレタン樹脂塗装
テクスチュアーは、私の大好きな傳來工房オリジナルのモダンな揉み和紙調。
コーナーパネルは勿論、軒天、ボーダーパネルなど役物もアルミ鋳物は
意匠、強度、機能共、フレキシブルに対応できるのが特長。
アルミ鋳物の高い耐候性は、港の潮風も全く問題なく使えるのも大きな特徴です。
余談:丁度、氷川丸の反対側の岸壁にイージス艦が来ており、
もし、真之が現代の人だったら乗っていたかもしれない船か・・・
ドラマと並行してもう一度、「坂の上の雲」を読み返してみようか。
年末年始の楽しみが増えた。