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2013年05月31日

河井寛次郎の仕事

京都の傳來工房専務の橋本昇です。

先月、京都新門前の古伊万里骨董の老舗である
戀壺洞(れんこどう)の友人店主から
NHK日曜美術館で河井寛次郎の特集がある連絡がLINEであった。


今回番組で取り上げれた寛次郎の仕事は、
新しい寛次郎を知る上で貴重な番組内容でした。

新しい寛次郎とは、
今まで作品にはなかった様々の釉薬を散りばめられた「球形」の作品が
あるコレクターが初めて世に出したことから始まる。

これについて河井寛次郎記念館のキューレーターをしている
やはり友人の鷺さん(寛次郎の実孫)が新しい寛次郎の世界を
わかりやすく解説していた。


この作品が作られたと思われる同時期に
寛次郎の貴重な木彫の仕事があります。

今回は、そのブロンズ鋳造の傳來工房の仕事の紹介です。


材  質:ブロンズ(青銅鋳造)
仕上げ:青銅鉄錆発色オハグロ仕上げ
鋳 作:傳來工房


この作品は本来、壁に掛けるレリーフとして作られたものですが
ブロンズ鋳造すると重量が約10kgにも及ぶため
丁度、鷺さんとこのブロンズ作品を置く台座の件でお会いし
相談していたところだったので驚いた。

金魚のような宇宙人。

何か怖いようなそれでいて可愛げのある表情は
地球上には存在しない。

寛次郎は陶芸だけではなく、木彫、金工など色々な素材を使い
寛次郎独自の世界を送り出したが
今回の宇宙的な作品は内面的な心の世界の双方を
作品から感じられる。

《余談》 お時間があれば

ブロンズレリーフの台座を鷺さんから紹介してもらった
木彫工藝作家に頼んだ。
寛次郎のブロンズがどっしりとした無垢木にようやく
落ち着いた。