2月は京都では底冷えなどと言う言葉がピッタリの季節ですが
お昼間はポカポカの「ポカ」程度には感じるようになってきましたよっ!
ヨーロッパの伝統工芸の1つに「鍛鉄」があります。
ロートアイアンとも呼ばれ、門扉やフェンス、手摺等に多用されています。
コークスで熱した鉄を叩いて、叩いて、曲げて、と造り込んでいく手法です。
ヨーロッパで流行り、日本にもその技法は入ってきましたが、
日本では主に農耕具や日本刀で
この「鉄を叩く」という技法が使われました。
さて、アルミ鋳物メーカーの傳來工房ですが、
「叩き込み」ではなくて、「鋳込み」で商売しております。
今回は「鋳込み」のアルミで
「叩き込み(風)」の門扉を造りました。
(ややこしいですか??)
お世話になった物件は兵庫県、西宮市にて
「ウェリス西宮北口 コンフュール林田」です。
デベロッパーはNTT都市開発株式会社
設計は浅井謙建築研究所株式会社
アルミ鋳物のポーチ門扉を特注で製作させて頂きました。
アルミで表現する事により、「軽く」、且つ「錆びない」門扉となります。
叩き込みでよく使われる、ネジリ、小タタキを
アルミ鋳物にて表現。
取っ手もデザインを合わせた小タタキ仕様です。
吊元は有効開口を取る為にピボットヒンジ仕様としています。
型物なので抜けのテーパーさえ注意すれば
どんなテクスチャーも表現可能です。
ヘラと粘土を貸し出しますので、造型チャレンジ!してみませんかっ?