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2018年01月31日

甲南女子大学の村野藤吾建築群

神戸の山手には数々の大学や女子大、短大がキャンパスを構えています。
今日ご紹介する大学も山側の高台に位置しており、
神戸市内を通して瀬戸内海が見渡せ、
とても綺麗なロケーションです。


遠くに大阪南港のビル群が見渡せます。

大学名は甲南女子大学様
建築視野からご説明すると、村野藤吾さんの建築が
キャンパス内あちこちにあります。

う〜ん、良いですねぇ〜

村野作品は過去に傳來工房でも大変お世話になっており、
目黒区庁舎(旧千代田生命本社)に代表される数々の外装アルミ鋳物パネルや、
近鉄阿倍野ターミナル(惜しくもハルカス建設時に撤去されてしまいました。。)等
アルミ鋳物メーカー、傳來工房の伎が光っています。

さて甲南女子大学ですが新学部として医療栄養学部が
2018年4月から新設されます。

同時に学部用の新校舎ですが、今物件では
設計を東畑建築事務所様
施工を竹中工務店様にて新築されました。

村野さんの建築群に添うように外壁仕上は揃えられています。


アルミ鋳物メーカー、傳來工房にてお世話になったのは、
エントランスホール内のアルミ鋳物透かしパネルです。

壁から離し、内側にLED照明が設置されており、シルエットでも楽しめますが、
表面の凹凸感は非常に細かいディテール、意匠のアルミ鋳物です。


木型制作は1つの模様モジュールをまず基準パネル分制作しますが、
細かい意匠を何百個という単位で樹脂取りしていきます。
これがまた時間の掛かる作業です。

出来た樹脂を大きなベニヤ板にケガキを入れて整列させていきます。
これまた神経を使う作業で、ちょっとしたズレ無きよう気を配ります。

鋳造時、溶融したアルミが細かい面に
キチンと流れてくれるのか??との不安をよそに、
アルミ鋳物メーカー、傳來工房の製造部技が光ります。
あとは仕上げ、これも学校さんなので特に気を使い、
バリが残らぬように削ります。

こうして素晴らしくディテールの凝った透かしパネルが出来上がりました。
アルミ鋳物の透かしパネルはシルエット、ムクの重厚感、
立体表現による陰影等、
他素材では表現しにくいデザイン、質感が好評です。
是非、お問合せください!!