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2008年01月26日

長久手のモダン門扉

アルミ鋳物、アルミキャスト専門メーカー
京都の傳來工房専務の橋本昇です。

今回はめずらしく住宅の仕事の探訪です。

長久手(ながくて)と聞くと
すぐに「小牧・長久手の戦い」を浮かぶ人は多いのでは。

名古屋市の東部にあるこの丘陵地で
家康と秀吉が歴史上、大変重要な戦いを行った。


《長久手古戦場公園》


それは当時、秀吉が山崎で光秀を討ち、
つづいて賤ヶ岳で勝家に大勝した翌年に
戦上手で勢いづいている秀吉がこの長久手で家康に破れたのだ。
 

にもかかわらず
家康は二男於義丸を秀吉に養子に出し、
秀吉の天下人を認めた不思議な戦いであった。

それはまさに世論を大事にし、
次の天下を待った家康の真骨頂
「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」か。


約420年の時が過ぎ、この長久手の丘陵も上品な邸宅が建ち並んでいます。
その地でモダンな邸宅のデザイン門扉を傳來工房がお手伝いしました。



設計:《UDA建築設計》


門扉の材質はもちろんVプロ鋳造のアルミ鋳物製。
全体はモダンな縦格子ですが近くで見るとアルミ鋳物でしか出来ない
重厚感ある厚み(枠厚30mm、格子部25mm)と柔らかいハンマートーンに
手のぬくもりを感じる意匠です。



《これは、塗装前のアルミ鋳物の生地ですが表面に
やわらかなハンマートーンのディティールが見えます。》

建築家やデザインナーが角・縦格子を設計される時、
SUSのフラットバーで考えられる事が多いですが
ぜひ一度、アルミ鋳物もお試しあれ。

しかし、問題はコストだ!

と声が聞こえそうです。

ご安心ください。
この門扉は、傳來工房のオリジナルアルミ鋳物門扉
「Kコレクション2」のセミオーダーです。《ちなみにKは格子の意味です》

元々、アッパークラスのデザインマンション専用のポーチ門扉として開発し
大変人気のある門扉ですが、これを2枚上下にガッチリとアルゴン溶接し
溶接部を熟練工が綺麗に彫金仕上げを行い、一体モノとして完成させました。



《2枚の門扉をアルゴン溶接で一体化。強度、意匠とも全く問題ありません。》


したがってアルミ鋳物のネックとなる木型費が必要ありませんので
アルミ鋳物としては大変使い易いコストです。
さらにフリーサイズ対応可能は建築家にとっては使い易い。

この《Kコレクション》にご興味のある方はコチラのサイトへ
           ↓
http://www.denraikohbo.jp/kcollection2/basic.htm

このサイトから格子サンプルも是非ご請求ください。
写真ではイメージ出来ないほどガッチリとした
25〜30mmムクの質感を感じてほしい。

最後にひとこと・・・

軽量(比重2.7 SUSの約1/3)で
錆びることがなく、
意匠性の高い

アルミ鋳物は

あたたかみのある屋外のデザイン門扉やフェンスに
これほど適している素材はないと
《村野藤吾》《フィリップ・スタルク》から私は、直接聞いた事を決して忘れない。

建築家やデザイナーにとって本当に良い素材は、30年前も現代も変わりません。


《余談》
今年からはじまったHNK大河ドラマ「篤姫」 あまり期待してなかったですが
主人公の宮あおいは、22才と若いがいい女優さんですね。


家康から始まった徳川家盛隆の最後、篤姫役の宮崎あおいが
大奥1200人の退城を見届け、江戸無血開城に貢献した結末まで
一年間楽しみが増えました。

2008年01月18日

バンコク高級ホテルにて

アルミ鋳物メーカー、傳來工房ファンの皆様、こんにちは!
杉村です!


今回の探訪日記のお題はといいますと、、
日本を離れてみました!


boutique hotel (ブティックホテル)という言葉をご存知でしょうか?
日本では fashion hotel と混同されているようですが、
本来(欧米では)の意味は差別化され、暖かく、こじんまりとした
高級ホテルです。
日本で言うと高級旅館みたいなものですか。。



さて、ここはタイ国内。バンコクの中心地です。
2007年の暮れにオープンしました 「MADUZI Hotel」 というホテルです。
かなりラグジュアリーな、そして隠れ家的でして、
看板も出ていない、なんの建物かも分からない、部屋数も41室と、
知ってる人は知っている、知らない人は全く知らない的なブティックホテルらしいです。
(すいません、私が見たワケではないので受け売りです。。)


このホテルのレストラン部の内装に傳來工房のアルミ鋳物が採用されました。
デザインに関して、計画当初からあれこれとやり取りを行い、
決定したのがアラベスク模様。


アラベスク(arabesque)は、モスクの壁面装飾に通常見られるイスラム美術の一様式で、幾何学的文様を反復して作られている、とネットでは書いてあります。


今回のデザインは非常に複雑なもので直線構成なのですが、
アルハンブラ宮殿を思い出させるディテールで、
線が絡み合いまくるデザインになりました。



さて、デザインが決定し、モックアップに取り掛かります。
入り組んだデザインで、デザインディテールを守りつつ、
鋳造に支障が出ない最大限を見つけ出すのに非常に苦労です。



サイズはW1000mm×2820mm、W1000×H2540mmの2タイプです。
基本的には2分割で、中央部でビス留めをしています。
壁面からの支持がないので反り等ないように厚めに木型製作をしました。



御覧のように外装材(ガラス)との間仕切りとして、
また、天井の意匠パネルとして使用しました。



外部からの意匠も、ガラスを通して非常に綺麗に納まっています。
いやぁ〜、アルミ鋳物の造形性のよさには感嘆です!



タイへご旅行へ行かれた際には是非お立ち寄り下さいませ。。
と言っても一泊軽く5万円はするようですが。。。