アルミ鋳物によるアートワークを製作しております
京都の傳來工房専務の橋本です。
連日、35度を超える暑い日が続いていますが皆さんお元気でしょうか。
しかしここJR大阪駅周辺も大変“熱い”です。
JR大阪駅周辺にある大規模百貨店の阪急、阪神、大丸に加え、
大阪ステーションシティとして「三越伊勢丹」と
大型商業施設LUCUA(ルクア)が昨年5月にオープンし
まさに《梅田百貨店戦争》の様相です。
そして、今年の12月に阪急百貨店が
新築グランドオープンする予定なのでさらにヒートアップしそうです。
このJR大阪駅は、1983年4月に大丸百貨店が入る当時では
珍しい高層駅ビルとしてオープンしました。
設計:安井建築設計事務所
その時、正面エントランスのメインロビーに
当時世界最大のアルミ鋳物による彫刻レリーフを
我々傳來工房が製作いたしました。
原画:角 卓 画伯
原型:ルイ・フランセン
鋳造:傳來工房
全幅:23m
材質:アルミ合金(AC3A)
仕上:羽布鏡面磨きウレタンクリアーコーティング
当時大阪市の姉妹都市であった都市をモチーフに作られています。
(左からレニングラード、メルボルン、上海、大阪、サンフランシスコ、サンパウロ、ミラノ)
30年の経過がウソのように建築空間の中で存在感を現在も主張しています。
《あとがき》
先週、祇園祭の山鉾(やまぼこ)巡行を終わり、
京都も梅雨明けし、今年も蒸し暑い夏がやってきました。
この祇園祭は7月17日のコンコンチキチンの山鉾巡行だけのお祭りではなく
7月1日から末まで八坂神社の氏子のお祭りが連日行なわれます。
一昨日、祇園に出ることがありその後祭り(あとのまつり)に遭遇しました。
神の使いであるお稚児さんが祇園町の役を祓いに馬に乗って練り歩きます。
四条花見小路交差点
向こうに見える赤塀が
格式の高い祇園のお茶屋 《一力茶屋》。
そう言えば少し前、久しぶりに一力に行く機会があり、
高校時代同級生の女将(おかみ)と会いました。
しかし、いくつになっても会話はいつも
剣道部の少年とバスケット部の少女時代に戻ります。