大阪は伊丹市です。
伊丹と言えば関西の人には「伊丹空港」でも有名な市です。
関西国際空港が開港するまでは
世界への出発口として関西では君臨していた空港です。

海外へ行く時は便利だったんですよねぇ。
京都からも駅からバスで50分。
でも今は関空まで　1.5時間掛かってしまう。。
料金も倍以上。。。

さて、アルミ鋳物メーカーの傳來工房のお題は
この伊丹空港、ではなくって、
同じ伊丹市にあります、「荒牧バラ公園」でのお仕事です。

場所は兵庫県伊丹市荒牧というところです。
市が経営母体で、世界のバラ約250種1万本が
広さ1.7ヘクタールの南欧風のおしゃれな園内一帯に咲き乱れます。
なんでも有名な品種もたくさん生み出しているバラ園との事。

アルミ鋳物らしいデザインで
バラを具象的に造型しています。

大小門扉の他にフィックスのフェンスも有ります。

この施設入園料がなんと無料なのです。
バラの季節の５月や10月は観光バスまで
乗りつけるほどの盛況振りを見せますが、
普段の日は近所の子供たちの格好の遊び場所になっているそうです。

posted by 杉村

師走に入り、いよいよクリスマスモードに入って来ました。
アルミキャストによるアート＆デザイン専門メーカーの
京都傳來工房副社長の橋本昇です。

ＪＲ横浜駅東口地下街のそごうとポルタ前にも
クリスマスツリーが設置されました。

その奥上部に私たち傳來工房がお手伝いした
東日本最大のアルミキャストによる彫刻レリーフがあります。

作品名：希望
作　家：國領經郎　（1919−1999）
鋳　作：傳來工房
材　質：アルミキャスト（アルミ合金鋳物ＡＣ３Ａ）
仕上げ：松煙イブシ羽布仕上げ
寸　法：Ｗ：18,000ｍｍ　×　Ｈ：2,000ｍｍ

作家の國領先生は、永く日展の洋画家として活躍され、
1990には日本芸術員賞を受賞された国内洋画の重鎮中の重鎮。

ＪＲ横浜駅周辺の改修工事にご縁があり、
先生の大きな絵画を彫刻レリーフとして製作いたしました。

陶板によるレリーフも検討されたとお聞きしましたが
先生の強いご希望で金属によるレリーフに決定されました。

先生には数回、京都の傳來工房にもお出でいただきました。

京都工場で最終作品立会いの時、
國領先生のご専門である色彩の世界が
立体の世界に展開されたことを大層お喜びになられ、
大変良い作品が出来たとを私に握手を求められた時のことを
はっきりと覚えています。

仕事冥利に尽きる瞬間です。　　感謝

《余談》　お時間があれば、、、

横浜生まれの生粋の浜っ子の先生が66歳の時に
この仕事で京都に来られました。

初めてお会いした印象は、
オシャレでハンサムで常に優しく温和な第一印象。

この仕事が完成したのち、知り合いの画廊がぜひ先生を紹介してほしいと
依頼があり、当時私も怖い物知らずで気楽に先生にお電話したところ、
大手画廊の関係があるのでお困りの様子でしたが、
すぐに快諾のご連絡頂戴したことを思い出しました。
最後まで第一印象通りの先生でした。

作品からも先生の本当に優しいお人柄が伝わります。

posted by 名物副社長　橋本