お火焚祭
すっかり冬の気配となってきました。
如何お過ごしでしょうか?
本日、傳來工房では毎年恒例のお火焚祭が開催されました。
私の入社以前から続いており、いつから続いているかは記録がありません。
私は、入社以来30年以上毎年出席しています。
伏見稲荷大社から、神主さんに来ていただき、傳來工房の入り口近くにある、
社内の伏見稲荷神社で経営幹部が出席してお参りします。
1年を振り返り、存続できたことへの感謝と来年の誓いを新たにする良い機会となっています。
【お火焚き祭とは?】
11月に入ると、京都の各神社から煙が立ち昇ります。
お火焚きと呼ばれ、江戸時代から京都地方などで行われる神事で、
陰暦11月に社前において火を焚き、祝詞や神楽でもって神意を慰めるものです。
秋の収穫感謝の新嘗祭(しんじょうさい・にいなめさい)の一種、
または古くから庭燎(にわび)を焚いて神楽を舞ったものの名残であるとも言われており、
神社だけでなく民間でも行われ、みかんや饅頭、おこしなどを供え、
神社が参詣者に授与したり、民間の子供たちに与えたりします。
また鍛冶屋の鞴(ふいご)祭りなどが行われることもあったようで、
火を用いる業種(鍛冶屋や染物屋、造酒屋など)で この様なお火焚き祭の日が
決まっていることが多くあります。